RT @thereaIbanksy: The importance of books... pic.twitter.com/lGKjVMgox1
posted at 07:08:52
連続ツイート2018回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。
posted at 07:13:37
自己と他者の差異を通して自分のことを認識するというメカニズムは、一つの文化圏に属する人どうしにおいても起こるが、さらに、異なる文化圏の人たちと接することによって新しい側面からの気づきが生まれる。旅行や留学のメリットはそこにある。
posted at 07:14:47
自分たちの文化においてはあまりにも当たり前すぎて、自分たちの特徴としては気づきにくいことも、そのようなことが当たり前ではない他所にいって、そこの人たちと接することで、差分という鏡を通して認識することができるのである。
posted at 07:16:31
逆に、自分たちの文化においては見たことがないような習慣や行動スタイルに接することで、その人たちにとってはそれが当たり前なのだと認識することができる。自分たちの中にはなぜそれがないのだろうと自省のきっかけにもなるのである。
posted at 07:17:27
言語もそうである。他の言葉を学ぶことの一つのメリットは、そのことによって自分たちの言語がより深く理解できるということである。他の言葉との差異が鏡となって、自分たちの言葉がより深く理解できるようになるのである。
posted at 07:18:18
その意味で、しばしば聞かれる、外国語学習が日本語の理解の邪魔になるかという議論はむしろ逆であろう。夏目漱石が英文学を徹底的にやったあとに日本語表現で大成したように、むしろ外からの目が入ることで日本語の感性が磨かれることもある。
posted at 07:19:24
歴史的に見れば、漢文の影響を大きく受けてきた日本人にとって、漢文の表現や文法、ニュアンスは、逆にやまとことばの特性を際立たせるものとして、時折「鏡」としての役割を担ってきたものと考えられる。
posted at 07:20:35
以上、連続ツイート2018回「他の文化は、自分たちを映す鏡となる」をテーマに6つのツイートをお届けしました。
posted at 07:21:19
私たちが答えだと思っているものは、多くの人が「なんとなくこれが正しい」「このへんが妥当だろう」と勝手に思い込んでいたり、信じ込まされたりしているものです。いわゆる常識とか道徳、しきたり・作法、ノウハウ、過去の成功体験など。 www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E9%A…
posted at 07:31:29
RT @rina_okumura: @kenichiromogi ゲーテの 「外国語を知らない者は自分自身の言語について何も知らない。」(Wer fremde Sprachen nicht kennt, weiß nichts von seiner eigenen.)という言葉を思い出します。
posted at 08:12:59