トランプさんは「大統領らしい」演説をしたけれども(笑) lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 06:36:40
(古典)モンティ・パイソン『イギリスのヒトラー』(笑) lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 06:41:54
脳なんでも相談室。昨日、大学生を取り上げていた番組を見て、… lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 07:11:27
連続ツイート2046回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。
posted at 07:34:12
創造者にとって、批評性とは、批評のための批評ではない。まずは、良いものを見抜く眼力がいる。ほんものにたくさん接しなければ、良いものを感じ取る力はつかない。映画で言えば、やはり名作を見て自分の中に基準をつくらなければならない。
posted at 07:35:23
キュレーターの長谷川祐子さん @yukohasegawa は、批評性を「移動」においてとらえている。作品を前に「これは違う」「これは違う」と移動し続ける。そして、ようやく「ここにあった!」と立ち止まる作品に出会う。その移動が批評であると。
posted at 07:36:37
長谷川さんの発言は、美術展に即して考えるとわかりやすい。居並ぶ作品の中で、自分を立ち止まらせる力があるものは何か。次から次へと見ていって、やがてひとつの作品の前で足が留まる。その移動こそが、批評性である。
posted at 07:37:41
だから、基本的に批評性とは良いものを求めての探求の旅だということができる。ダメなもの、心を動かさないものがあったら、「次行こう」と移動すれば良い。そして、「ここにあった!」と心を動かす作品があったら、立ち止まれば良い。
posted at 07:38:39
「ここにあった!」と立ち止まらせる力のある作品は、容易には正体を明かしてはくれない。必ず、深い秘密が隠されている。だから、「ここにあった!」という作品があったら、長く、繰り返し接し、その秘密を自分の中に吸い取れば良い。多くの場合、無意識のうちに。
posted at 07:40:03
世の中のほとんどはダメな作品だから、そのようなものを前にしたら、ただ黙って歩み去れば良い。ロットントマトのようにシステマティックに評論する場合を除いて、批評性は良い作品を求めて歩きつづける旅だと考えていれば、まず間違いない。
posted at 07:41:13
以上、連続ツイート2046回「批評性は良い作品を求めて歩きつづける旅」をテーマに6つのツイートをお届けしました。
posted at 07:41:50
批評性は良い作品を求めて歩きつづける旅 lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 07:43:27
キャッツ・パラダイスG。シリーズ9。 lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 07:47:04
植田工 @onototo のドローイング。doodle #… lineblog.me/mogikenichiro/…
posted at 07:49:58
RT @kenmogi: Cats paradise G. Series 9. The red fish emerge from the deep blue water, fascinating the cat as a message from the unconscious. pic.twitter.com/bfOEpp8lP8
posted at 07:53:03
行き詰まりというのは、一つのことをやりすぎて、頭に溜まったいろいろなものを整理したいという「脳の欲求」なのです。 www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E9%A…
posted at 07:54:26
しばしば誤解されますが、単なる毒舌は批評的コメディとは違います。毒舌は大勢順応や弱者への攻撃とも結びつきやすい。コメディアンは人間に温かく、自由を尊重し、多様性を大事にする。その上で偏見、差別、権力、傲慢に対してこそ必要ならば毒舌を発揮する。弱者は徹底的に守るのがコメディ精神。
posted at 07:58:40
RT @kenmogi: There is a chasm called the sky. pic.twitter.com/ldNBtnCB57
posted at 09:16:29
機会を見て、拝見します。 twitter.com/naominminzemi/…
posted at 09:17:11
RT @Pkies_PR: 秋元康氏、茂木健一郎氏 @kenichiromogi 、武田双雲氏 @souuntakeda が選考委員を務める、第9回「be絵本大賞」の受賞作品が決定しました。選ばれたのはこちらの作品です♪ 大賞作品 「皿たろう だいかつやく!」 p-kies.net/be-ehon/2016/y… pic.twitter.com/X4erW4mtWC
posted at 11:03:28
RT @d3_editors: 最新「Web第三文明・書評」をUPしました!なんとあの姜尚中さんの書評です!書評していただいたのは『最高の結果を引き出す質問力』(茂木健一郎 @kenichiromogi 著)になります!どうぞご覧ください! d3b.jp/rev/review/260
posted at 12:08:13
RT @bookyakan: 原書は一つの森です。その中には様々な植物が生え、花が咲いています。日本の教育では、ごく限られた量の英文しか読ませないので、木が森にならない。本書を原書を読むきっかけに/茂木健一郎@kenichiromogi『「赤毛のアン」で英語づけ』www.amazon.co.jp/dp/4906790127
posted at 15:22:33
RT @riverland_c: 「茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第2046回【批評性は良い作品を求めて歩きつづける旅】連続ツイート」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1086670
posted at 15:40:38
小学校に上がる前から東京の寄席に通い、なんばグランド花月にも何度も通っています。笑い、コメディを心から愛しています。日本の笑い、コメディがさらなる発展を心から願うゆえの発言ですが、いろいろなとらえ方をされる方がいらっしゃるので、一言補足させていただきます。
posted at 19:14:15
笑いの文化の多様性はもちろん大切ですが、落語、漫才、コントなどの笑いに子どもの頃からたくさん慣れ親しんできた私にとって、今の日本の笑いには、取り込めていない大きな可能性があるように感じています。それが「批評性」の笑いです。
posted at 19:16:04
アメリカやイギリスの笑いの文化が唯一だと言っているわけではなく、笑いに多様な可能性があることを重々わかった上で、日本でも、もっと差別や偏見、政治のことを扱う笑いがあった方が、日本人がもっと自由で、創造的になれると私は信じています。
posted at 19:17:21
外国の方に対する差別や、ヘイトスピーチ、偏見なども、コメディアンが笑いにすることで、より自由闊達な議論、考えが生まれるのに、そのようなネタが特に地上波テレビでタブーになっている現状は、本当にもったいないと思います。
posted at 19:19:10
テレビでは無理だ、という方もいますが、やってみないとわからないと思います。たとえば、ニュースを、コメディアンがMCになって笑いで解剖する番組などは、できるはずです。地上波で無理だったら、ネットでやればいい。それでも十分成立するはずです。
posted at 19:20:57
笑いは、苦しいこと、つらいことこそ「メタ認知」を通してポジティヴな気持ちに変えることができる、すばらしい道具です。日本の社会がタブー視し、思考が固定化しがちなテーマにこそ、笑いの福音をもたらすべき時期が来ていると、私は強く感じています。
posted at 19:22:10